残光ありて/Blues詞:七里 曲・うた:AI 編集:七里 ©K.SichiRi
雨はぽつぽつ どこをふる
おれの背中の闇をふる
背中の闇になにがある
訊くな 探るな 立ち入るな
湿気て 傷んで 重くなる
闇は病か 性分か
雨はひたひた どこをうつ
合羽 振分け 笠をうつ
街道筋の畔草に
翅を濡らした秋津虫
走れ いかづち 西東
刺され稲妻 この胸に
雨はざんざか どこはたく
無念晴らせぬ ほほはたく
赦す赦さぬ 迷い雨
消えぬ恨みの彼岸花
山野に飛んで 燃え募る
鳥か焔(ほむら)か なみだ雨
雨のしずくの三度笠
ふちをつまんで仰ぐ空
オオタカ高く 悠々と
おれは野分のぬれ鼠
喰われてやろうか 旅の果て
雲に陽ざしの 櫛の目か